思春期に入る中学生になると、身体的にも精神的にも大きく成長していきます。

その特徴として、「アイデンティティの確立」があります。

自分の存在を意識するようになり、周囲との違いを認識するようになってきます。

そのため、周囲とのズレを強く認識するようにもなってきます。

発達障害のある中学生の場合、学校生活でどのような点に困ることがあるのでしょうか。チェックリストとともに確認してみましょう。

発達障害のある中学生の困りごとチェックリスト:生活面

中学生になると、校則により服装が細かく決められていたり、定期テストに向けての段取りをしていかなければならなかったりします。

発達障害のある中学生にすると、自分のこだわりが強かったりして、小学生のころとは違った困りごとが出てきます。

まずは、生活面でのチェックリストでどのような点ができていないか、苦手なのか見てみましょう。

1.身だしなみに無頓着。

きちんと制服を着ることができない(シャツがズボンからはみだしたまま)

汗をかいても自分で拭くことができない

2.一人でいることが好き。

学校行事での集団行動が苦手、できない。

3.定期テストなど目標に向けて、計画を立てて行動できない。

4.先生からの指示や説明を覚えていられない。

5.ゲームをするとき、理性的に行動できず、無断で課金したり、長時間ゲームに没頭したりしてしまう。

発達障害のある中学生の困りごとチェックリスト:学習面

学習内容も複雑になってくるので、発達障害のあるお子さんでは理解できなかったり、内容を読み取ったりすることが苦手になってくることがあります。

例えば、

1.数学のマイナスの概念が理解することが難しく、中学数学の最初の正負の数でつまずいてしまう。

2.文章問題が苦手。何を求めているのか読み取ることが難しかったり、計算の手順を組み立てられなかったりする。

このようなことができなかったり、苦手だったりします。

また、生活面と重なる点にもなりますが、不注意なことが多く、テストで名前を書き忘れる、解答欄がずれているなどうっかりミスが目立つ。

といった点が、発達障害のある中学生の学習面でのチェックリストになります。

まとめ

発達障害の場合、幼児期から児童期にかけては、作業療法などを通して「機能の向上」を目指してきました。

中学生になると、生活や学習の中で「機能の向上」だけでは追い付くことのできない部分が増えてきます。

上記のチェックリストを参考にしながら、苦手な部分を見出し、環境を調整したり、道具や機器を活用したりして、苦手部分を克服していく方法を考え出していけるといいでしょう。